東工大

1993年 東工大前期 化学77.8% 物理84.8% 数学70%

1993年 東工大前期 化学77.8% 物理84.8% 数学70%

1992年(前期)が比較的簡単な年だったから、その反動で少し難しかったような気がする。

化学
正答率:14題/18題(77.8%)(正解が1つか2つの問題は完答で○)
[5]ほぼ毎年でる無機の系統分離を覚えていない。
さっさと覚えないと…
[6]エタノールが、エタンの酸化されたものだと思い出せば、誤りが2つで、変なこと考えずに済んだのに…
[7]答えは合っていたが、端っこのHを忘れる。
[8]答えは合っていたが、体積が2倍になるのを忘れる。今年のセンターでも同じ間違えをしていた。注意しなければ
[11]構造式を並べる手間を惜しむ。手間を惜しんで点が消える。
[13]硫酸は2価の酸。酸化還元に目を奪われて注意散漫。中和は価数が大事!
[16]結合エネルギーは、気体にして、分子間力を無視できるようにしてから求める。
[18]普通の問題で混乱する

物理
正答率:84.8%
[1]完答

[2](c)の充電中のコンデンサに発生する磁界の理由説明の失敗
コンデンサの充電中には、コンデンサの両極に電荷がたまり、マクロ的にはコンデンサに電流が流れていると、近似でき、
http://www.wakariyasui.sakura.ne.jp/b2/64/6451dennjihahassei.html
の二つ目の図のように、磁界が生じる。
(h)最後の小数の割り算を間違える。
予め概数を出す練習をしないと…

[3](c)フィルターが二枚あることを忘れる…
問題文を読むときに、注意のメモをしておくべきだった。
(f)(2)同語反復。「頭痛でお腹が痛い」のようなことをしてしまった。
1887年にヘルツ(H.R.Hertz)により初めて見いだされた「光電効果」などは、光が粒子のような性質を示すことを仮定しないと説明できない。
この光の波動性をアインシュタインは光子(photon)によりこれを説明した。光子は振動数に比例する(波長に反比例する)エネルギーをもつ粒子であって、光の強さはその光子の個数の多さに比例する。
この後半の説明によって、(c)の問題は理由付けられる。
(f)(6)焦って間違えた。10分余らせて何をやっているんだか…

数学
正答率:7割位?
[1]積分区間が一致すれば良いだけ。
[2](1)は関数sin(2n+1)x/sinx が x=0 で定義できることを示すのを気づかなかった。ただの1行計算問題なら(2)だけで良いはずともう少し考えればよかった。
[3](2)+-間違えてつまずく。(1)の2時方程式が出てくるだけなのに。
(3)小さな字で書いて、積分を間違う。大きな字で書いてミスを減らすようにしよう!コピー用紙に移行しようかな
[4]差を取って普通に帰納法で解けたが、難問らしい。配点が低い問題は必答すべきと東工大の入試担当の先生が言っていたが、これは例外か?
[5]最後に計算するときにバカでかい数字を並べ間違える。累積度数も出していたのに…
最初の二項で確率が1を超えているのに気づくべきだった。

1992年 東工大前期 化学91.7% 物理76.1% 数学100%

1992年 東工大前期 化学91.7% 物理76.1% 数学100%

旧コレ初投稿です。
化学初めての9割超え、これが普通であるように目指したい。

化学
正答率:16.5題/18題(91.7%)
化学初めての9割超えだが、間違えた問題が全て計算問題であったので、余り喜べない。
[13]問題文をよく読まず、逆の割合が出る。困ったら問題文に帰る!
塩化カルシウムは水を取り込む。
ソーダ石灰(生石灰を水酸化ナトリウムの濃厚溶液に浸し加熱乾燥して製造)は水・二酸化炭素を吸収。
[16]エステルだと思ってカルボン酸まで数えてしまう。RCOOR’のR’から書き出し始めること!

物理
正答率:76.1%
[1](d)zがxに化ける。印を付けて気をつける。
[2](d)係数を落とす。もっと大きめの字で書く!(e)(d)とで連鎖的に…
[3](c)気体がした仕事・された仕事に注意

数学
ほぼ満点
[1]kが1以下か1より大きいかでの場合分けに注意。あとは 0<f(x)<2 を示して終わり。
[2]範囲外(行列)だけど簡単
[3]簡単
[4](2)わざわざ極限値を聞くから、0以外に収束すると思い込んでしまう。0に収束すると気づけば、はさみうちの原理で終わり。
[5]In-In-1 を計算する代わりに In+1-In を計算するとより簡単になる。Inを一般化したいが、4の剰余で場合分けして、あまり楽しい結果にならない。
n→∞の時のInを求めるにしても、Σ(k=0 to n) {(-1)^(k-1)}/k → log2 (n→∞)-①、Σ(k=0 to n) 1/k^2 → π^2/6 (n→∞)-②
をそれぞれ示す必要がある
①は Σ(k=0 to 2n) {(-1)^(k-1)}/k = Σ(k=0 to n) 1/(n+k) という式変形と区分求積法で示される。
大学で習う sinx をテーラー展開したもののx^3の係数-1/6と、方程式 sinx = 0 の解が x = nπ (nは整数)であることと因数定理から sinx = xΠ(k=1 to ∞)(1-x/kπ)(1+x/kπ) = xΠ(k=1 to ∞){1-(x/kπ)^2}と因数分解でき、x^3の係数は-Π(k=1 to ∞)(1/kπ)^2であり、これらが等しいことから②は示される。(オイラーが示した方法)