「国語力」が身につく塾

安田学園高校を卒業後、一年浪人の後、東京理科大学に入学、はやいもので今や大学院生のmtです。こちらの投稿ではこの塾で身についた力について少し書いてみようかと思います。

皆さん「国語力」と聞くと何を思い描きますか?

国語のテストで良い点をとる、語彙が広いetc…がおそらく一般的な回答でしょうか。

国語力」のある方は多くの場合でこれらの力を持っていますが、何より特筆すべきは「本質を見抜く力」でしょう。その「国語力」を鍛えることの利点を私の大学生活を振り返りながら書いてみようかと思います。

私の入学した学科である化学科は名前通り化学を主に習います。高校まででは化学は暗記するもの、と思っている方が多いかと思いますが、大学からは暗記ばかりでは対応できなくなっていってしまいます。理由は簡単で、とにかく情報量が多いからです。特に、高校化学の終盤から顔を出す有機化学を大学に入ってからも暗記で乗り切ろうとすると悲惨なことになります。

では「暗記のみにしない」ということはどういうことか、ということですが、私の場合は、端的に言うと「雑多な情報の中から共通していることを炙り出して一般性のある理屈になっているか」ということをもっぱら探していました。初めは糸口もないのでなかなか苦労しましたが、慣れるとあとはこの拡張と修正だけになりますので、進めば進むほど吸収スピードも上がって行きました。一方で暗記のみに頼っていた方々は始めこそ理解しているように見えたものの進めば進むほど追いつけなくなっていっていました。

一見国語と何の関係もないように見えますが、今思い返してみれば「自然と本質へと近付こうとする発想となった」ことが何よりも「国語力」をこの塾で鍛えていただいた結果の一つである、と感じています。

 

これから入塾される方、塾生である方、受験生である方々がこれをご覧になっているかと思いますが、一つだけ言えることは行きたい大学に合格することも大事ですが、「大学入学後に学ぶべきことはさらに広く、そして多い」ということです。大学入学の後、当然ですが皆さんは大学生となりましてその後さらに各方面で活躍することになる、と思います。その時、道に迷っても自分で歩いて行けるように、ぜひみなさん「国語力」を「進学教室あるふぁ」で身につけてみてはいかがでしょうか